ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)とならんで、子どもの三大夏風邪と呼ばれています。

原因

コクサッキーウイルスやエコーウイルスなどのウイルスに感染することで発症します。

症状

特徴的な症状は以下の通りです。

  • 急に高熱が出る
  • のどの痛みがある
  • のどが赤くなり、口の中に小さな水疱や口内炎のような白いプツプツができる

通常2~4日ほど高熱が続きますが、のどの痛みはもう少し長引くことがあります。

のどの痛みで唾液を飲みこみにくくなるため、よだれが増えることもあります。

まれに髄膜炎や心筋炎などの合併症が伴うこともあるので、意識がハッキリしない時やひどくぐったりしている時は注意が必要です。

治療

特効薬はないため、症状をやわらげる対症療法が中心となります。

実際には発熱や痛みに対して解熱鎮痛剤を使いながら、徐々に症状が落ち着くのを待ちます。

保育園などへの登園は、解熱してから1日以上経過し、食欲や活気がほぼ回復していれれば可能です。